あなたは老後の生活費に不安を感じていますか?
老後の生活は、収入の柱は年金になります。
老後の生活費に不安と感じる理由と対策方法。
年金生活で損をしない為に知っておくべきことや通常支給、繰上支給、繰り下げ支給の違いや金額を紹介しますね。
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Contents
老後の生活費の4つの壁は?
「ハルメク」で年金生活に関するアンケートを行ったところ、6割以上の人が「老後の年金生活に不安がある」と回答しました。
ファイナンシャルプランナーは、「老後の年金生活に不安があると回答した人は、何が不安なのかわかっていない為、不安の正体を明らかにすることが大切」と話しています。
年金生活に不安があると感じている人は、『漠然と老後資金が必要というのはわかっているが、収入減・貯蓄減で老後資金が足りるか、充実した老後生活をおくれるか』ということではないでしょうか?
老後の生活費の不安な点は、収入減・貯蓄減の4つの壁です。
4つの壁とは、何でしょうか?
老後の生活費の不安 1番目の壁・定年退職時
老後の生活費の不安 1番目の壁は、夫が定年退職した時です。
夫が再雇用になったとしても、収入は現役時代の3分の1、もしくは半分位になってしまいます。
世帯収入に一番変化がある時です。
大幅に生活を見直すタイミングです。
老後の生活費の不安 2番目の壁・年金生活スタート時
老後の生活費の不安 2番目の壁は、世帯収入が年金のみになった時です。
再雇用の仕事を辞めた場合、年金のみの収入になります。
世帯収入は、定年退職時より、さらに減ることになります。
老後の生活費の不安 3番目の壁・病気や介護が必要になった時
老後の生活費の不安 3番目の壁は、病気をしたり介護が必要になった時です。
『病気になればお金がかかる』『介護が必要になればおかねがかかる』というイメージがあります。
医療に、どのような制度があるのか認識してお金ければなりません。
お一人様になった時
老後の生活費の不安 4番目の壁は旦那さんが亡くなって、お一人様になった時です。
お一人様になり、年金収入が減ったとしても生活費の出費は半分になりません。
お一人様になった時の貰える年金が、どのようになるか確認しておく必要があります
老後の生活費の夫婦二人の平均額と一人の平均額は⇒【2018年】老後の生活費の内訳は?夫婦二人の平均額と一人暮らしの違いは?を、ご覧ください。
老後の生活費の不安の対策方法は?
給料が減った時、病気や介護が必要になった時、お一人様になった時と生活が大きく変化した時に、収入・貯蓄減になることがわかりました。
老後の生活費の不安な点の対策方法として、4つの壁にぶつかる時、どのくらい収入が減るのか、貯蓄が減るのか、具体的に書き出してみましょう。
何となく備えている老後資金なので、不安を感じるのです。
納得して備える方向に変われば、闇雲に老後の生活費に不安に感じることはなくなるはずです。
年金を貰う為知っておくべきことは?
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年金生活は、知らないでいると損をしてしまうこともあります。
正しい知識と情報を得ることは大切です。
年金をもらうベストな年齢は?
昭和36年4月2日以降に生まれた男性と昭和41年4月2日以降に生まれた女性は65歳に、年金を貰えます。
それ以前に生まれ、会社に勤務したことある人は、厚生年金の報酬比例部分を65歳以前に受け取れます。
公的年金の受給年齢は、原則65歳です。
希望により60歳から1か月単位で受給年齢を早める「繰り上げ受給」。
66歳から1か月単位で受給年齢を遅らせる「繰り下げ受給」があります。
繰り上げ受給の利点は、早くから年金をもらえることです。
繰り下げ受給の利点は、受給額を増やせることです。
では、いくつから年金をもらうことがベストなのでしょうか?
通常支給、繰り上げ支給、繰り下げ支給したときのシュミレーション金額を見てみましょう、
受給年齢 | 1年間の受給額 | 76歳までの受給額 | 81歳までの受給額 |
60歳から | 54万5510円 | 927万3670円 | 1200万1229円 |
65歳から | 77万9300円 | 935万1609円 | 1324万1220円 |
70歳から | 110万6606円 | 774万6242円 | 1327万9272円 |
※金額は2018年の老齢基礎年金が満額支給される金額で計算しています。
出典:ハルメク8月号
60歳からと65歳からでは、76歳で、65歳から貰った方が、60歳から貰うより多くなります。
繰り下げ受給額が65歳からの受給総額を超えるのは81歳になります。
受給累計額でいえば繰り下げ受給が得ですが、寿命はいつまであるかは誰もわかりません。
65歳から年金をもらうことが後悔しない貰い方になるはずです。
年金額を増やす方法は?
任意加入の金額に、付加保険料の月400円を上乗せして支払うことができます。
年金額の増加は、治めた月数×200円が年金に上乗せされます。
支払い増加分は、1年で4,800円です。
年金額の増加分は、1年で2,400円ですので、年金を2年間貰えば元がとれることになります。
医療費で知っておくべきことは?
年齢を重ねてくると、医療費の出費がかさんできます。
その際、医療費控除と高額医療費の公的制度を利用することにより、負担を少なくすることができます。
医療費控除とは?
医療費控除は、一年間に10万円以上(課税所得が200万円未満の場合は総所得金額の5%)の医療費を年間で支払った場合に、納めた税金の一部が戻ってきます。
対象期間は、1月1日~12月31日です。
申請・申告先は、税務署で確定申告が必要です。
医療費控除は、所得税と住民税を軽減するものです。
高額療養費とは?
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分の金額が加入の健康保険から払い戻すことができる制度です。
高額療養費は、超過した金額が健康保険から払い戻される制度です。
70歳以上であれば、70歳未満より自己負担額が抑えられています。
参考記事:年金制度の実情「保険ROOM」
まとめ
老後の年金生活が不安と感じるのであれば、まず不安を書き出しでみることです。
何となくではなく、納得して備えていきましょう。
知らないことで損をしないしないように、情報も得ることも必要ですね。
そして、節約だけではなく、生活費の使い方にメリハリをつけ生活を楽しんでいきましょう。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。
参考元:シニア向け女性誌「ハルメク」
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