あなたは【チコちゃんに叱られる】を見たことがありますか?
NHKの人気番組で、5歳児のチコちゃんとナインティナインの岡村隆史さんと、ゲストが出演され、話題の雑学を知ることができる番組です。
終活でネジネジを半分捨てた中尾彬さんもゲスト出演されてました。
10月31日はハロウィンです。
近年では、子供たちも仮装して近所の家を回るようになりましたが、ハロウィンで仮装するのはなぜでしょうか?
10月27日の第26回の【チコちゃんに叱られる】は、ハロウィンでなぜ仮装するかが紹介されていました。
孫に教えてあげれば、あなたの株もあがりますよ。
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ハロウィンの時は何をする?
チコちゃんに叱られる!ハロウィンの仮装のなぞ、フィギュアスケートの意味 ほか 2018年10月26日(金)NHK総合 午後7時57分から (再放送 翌土曜 午前8時15分から) https://t.co/BAWZB50Zkz pic.twitter.com/AtxpDVMTqP
— チコちゃんにられる!(あっくん) (@chikochannishik) 2018年10月24日
10月31日はハロウィンです。
市場規模はハロウインがバレンタインを超え、街中では仮装した人であふれていますね。
チコちゃんがゲストの村上佳菜子ちゃんに「ハロウィンの時って何をする?」と問いかけました。
佳菜子ちゃんが「仮装して、知らない人の家に行って、トリックオアトリート」と言ってお菓子をもらう」と回答すると・・
チコチャンが「何でハロウィンで仮装するの?」と、またまた問いかけます。
佳菜子ちゃんも「お化けと仲良くなるため?ゾンビが生き返るため?」と回答に自信がもてません。
そこで、
チコちゃんから、「ボーと生きてんじゃないよ」と怒られてました。
村上佳菜子ちゃんは、チコちゃんのこと「うしろはげてるんだ」と思ったらしいですが、チコちゃん曰く「はげではなく、刈り上げ」らしいです(笑)
ハロウィンで仮装するのは何故?
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ハロウィンで仮装するのはなぜでしょうか?
正しい答えは「死者になりきるため」です。
ハロウィンで仮装をする意味は?
ハロウィンで仮装する意味を、古代ヨーロッパに続くケルト文化の歴史と民俗学を研究する多摩美術大学芸術人類学研究所の所長鶴岡真弓教授が教えてくれました。
ハロウィーンのルーツは、2000年以上前、北ヨーロッパで古い文明を築いたケルト文化の人々の伝統行事「サウィン 万霊節」にさかのぼります。
古代約2700年前より、ヨーロッパにはケルト文化を築いた民族がいました。
彼らの暦では、10月31日は「サウィン 万霊節」という1年の終わりの日で、日本でいう大晦日になります。
10月31日 | 11月1日 |
サウィン 万霊節
1年の終わり |
1年の始まり |
サウィンの夜は、1年に1度、私たちが生きている「この世」と、死者たちが住む「あの世」の扉が開いて、ご先祖さまや死者たちの霊が、家に帰ってくると考えられていました。
アイルランドで行われたハロウィーンのもとになった、サウィン万霊節を再現した現代のイベントの映像を見ると、仮装した人はいません。
サウィンとは、これから始まる寒い冬を乗り切るパワーをもらうため、ご先祖さまや死者を供養し、祈りをささげるおごそかな夜です。
チコちゃんの新しいお顔は可愛いなぁ
#チコちゃんに叱られる pic.twitter.com/h6RDue7Lb9— レイック爺さん (@reinenenenenemu) 2018年10月26日
ハロウィンは、何の日か聞いても正しい答えはなかなか出ませんでしたね。
歴史的に、大きな影響を与えたのは、中世キリスト教です。
キリスト教が広まった中世ヨーロッパでは、ケルトの慣習は異教とみなされ衰退してきます。
その過程で、サウィンがハロウィーンに変わっていきます。
キリスト教は11月1日を全ての聖人を祝うオールハロウズ万聖節という祝日にします。
そのため10月31日はオールハロウズイブとなり、省略されてハロウィーンと呼ぶようになりました。
10月31日 | 11月1日 |
サウィン 万霊節
All Hallow’s eve |
キリスト教(カトリック) All Hallows オール・ハロウズ 万聖節 |
しかし、ケルト文化の死者たちの霊を供養するという慣習を忘れないために、人々が行ったのが、動物の皮や布で仮面を作り、仮装をすることでした。
ハロウインの夜、人々はご先祖様や死者達の霊になりきって、家々を回り死者達の代理として、供養する心を伝えました。
この時、各家庭で、お供えをしたり、回って来た人に渡していたのが、ソウルケーキというお菓子でした。
このソウルケーキがないと、ご先祖様や死者の霊をおろそかにしたとして、オバケは突如、怖い霊に変わって、その家をこらしめる、戒めると考えられていました。
19世紀前半、アイルランドの多くの人がアメリカへ渡ったことで、ハロウィーンが大きく変化します。
たとえばハロウィーンでおなじみの、カボチャのランタンは、アメリカ生まれです。
もともとアイルランドでは、カブの方が身近にあったため、カブをくりぬいてランタンを作り、供養の灯りにしていました。
アメリカでハロウィーンが盛んになったことにより、ご先祖様のお菓子がないと、怖い霊がその家をこらしめるという伝統は「トリックオアトリート!」「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」と言って家を訪ねる子供たちのイベントに変わりました。
参考記事:
ハロウィンとは?トリック・オア・トリートの意味や由来や返し方は?
さらに仮装も、どんどん派手になり、アメリカで大きく変化したハロウィーンが、現在のスタイルとなって、世界に広まり、日本でも様々な仮装が見られるようになりました。
どんな仮装がハロウィンにふさわしいか?
鶴岡真弓教曰く「人を驚かすだけの仮装はどうですかね?
キャラクターそのまんまというのも、工夫が足りないように思えます。
もともとハロウィーンの仮装は、ご先祖さまや死者の霊を表現したものです。
その意味を忘れないで仮装をしてほしい」とのことでした。
今年登場するかもしれないチコちゃんの仮装について尋ねると・・
「チコちゃんは、私も大好きで、力をみんなに与えてくれる。
パワフルなチコちゃんに力をもらえる夜と考えると、チコちゃんの仮装は歓迎できるんじゃないかな」と歓迎的の答えでした。
まとめ
ハロウィンに仮装する理由は、ケルト文化が始まりということです。
因みにちこちゃんは「先生の仮装をしてみたい」と言ってましたね。
確かにインパクトのある先生でした。
今年のハロウィンにチコちゃんの仮装は登場するのでしょうか?
楽しみです。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。
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