読書

あなたは、佐藤愛子の【九十歳。何がめでたい】の評判を聞いたことがありますか?

 

【九十歳。何がめでたい】は、2016年5月まで1年に渡り『女性セブン』に連載されたエッセイに、加筆修正を加え2016年8月に発売された本です。

 

読書は頭も使ってボケ防止にもなるし、【九十歳。何がめでたい】は、「面白い」という評判を聞いていたので、図書館に借り入れを申し込んでいたのですが、かなりの期間の待ちでした。

しかし、やっと借りることができ、読み終えました。

 

年寄りの本音がわかります。
【九十歳。何がめでたい】の内容ネタバレや感想と佐藤愛子さんの代表作や老後について書かれたおすすめの本を紹介しますね。

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佐藤愛子さんとは?

佐藤愛子さんは、1923年11月生まれ、現在94歳の作家です。

大阪市生まれ・西宮市育ちで、小説家の佐藤紅緑さんと女優・三笠万里子さんの次女として生まれました。

異母兄に詩人のサトウハチローさんがいらっしゃいます。

 

【九十歳。何がめでたい】ネタバレ有り内容と感想は?

 

 

書き出しの「自分の歳でさえわからないのに、人の歳なんてわかりっこない。歳なんてもはやたいした問題ではない」のところから、話に引き込まれました。

私も、若い頃は、年齢がひとつ間違ってもブーブー言ってたけど、あまり関係なくなってきました。

 

関係してくると言えば、60歳の還暦まで何年あるか?

65歳の年金を貰うまで何年あるか?ということですね(笑)

 

ピョンピョン兎がノロノロ亀になっているほど弱っているが、声が大きいゆえに元気に思われるには、納得しました。

 

若い女性タレントに始まり、男性タレントや若手俳優でもセリフが聞き取れない。

「声が腹から出ていないかあらこういうことになる。男ならもっとハキハキしろ!」

 

「聞こえない」ということで、困るのは「他人にはわからないということ」

目が悪い人は人の目にもわかる。

足が不自由のもわかる。

鼻が詰まるのもわかる。

病気ではなく老化だからである。

 

確かに、耳が聞こえないのは、本人にしかわからないのです。

元気だからと言って、耳も聞こえてるとは限らないということです。

 

ついつい見かけが元気だと若い頃と変わらないように思ってしまいまちですが、要注意です。

 

 

90歳といえば、卒寿ですか。まあ!おめでとうございます。

「はあ、ありがとうございます」と返事はするが、「卒寿?ナニがめでてぇ」

 

佐藤愛子ワールドの毒舌?全開です。

しかし、読んでいて痛快です。

 

 

タクシーを利用した時、無線タクシーに繋がらずタクシー運転手に愚痴ると、スマホでナンバーを入力することを勧められます。

「スマホってわからないわ」という佐藤愛子さんに対して運転手は「私もわからんです」と返事をしています。

 

私は、スマホまでは何とかついていっていますが。使いこなしているかといえば?です。

スマホの便利さも、つかいこなせる世代であれば便利かもしれないが、使いこなせない世代にすれば、何が便利かも全くわからないです。

 

 

「田舎の近所付き合いが憂鬱」の人生相談の部分の佐藤愛子さんの考え方も毒舌です。

佐藤愛子さんは、丁寧に相談にのっている回答者を敬い、とても自分では、相談事の回答者にはなれないと綴っています。

 

人って上辺と本音とありますよね。

佐藤愛子さんは、本音で話しているわけですね。

 

 

直木賞受賞時の、「しかし、ゼニは入るぞ」ゼニ・・その一言に私は我を忘れた。

気がつくと「お受けします」と言っていた。

受賞後の煩わしさとの葛藤に、お金が勝ったということです(笑)

 

 

次から次へと、佐藤愛子さんの本音がでてきて、面白い部分を書ききれません。

コミカルな部分は、とにかく歯切れがよく、読んでいて痛快!

 

 

しかし、飼い犬のハナのところは少し様子が違います。

ハナは、佐藤愛子さんの北海道の別荘の前に捨てられていた、2~3か月の捨て犬でした。

秋になれば、北海道から東京に帰らなければならない。

「犬の飛行機賃ナンボ?」

 

犬の飛行機賃を気にしてるとこは、クスっと笑ってしまいましたが、キタキツネの出没する荒野に放棄することはできないというのは、佐藤愛子さんのやさしさですね。

東京に連れて帰ってからは、忙しさから、ハナの相手はあまりできなかったようです。

しかし、ハナは、北狐にくわえられていることろを愛子さんに助けられ「命の恩人」と思っていたようです。

ハナが、15年の生涯を閉じ、霊能者から佐藤愛子さんに言われたことばは、涙がじわーとでてきました。

 

佐藤愛子さんの代表作やおすすめ本は?

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芥川賞・直木賞の候補作や受賞作は?

佐藤愛子さんは、

・芥川賞(純文学の新人に与えられる文学賞)

・直木賞(大衆小説作品の無名・新人及び中堅作家に与えられる文学賞)

候補や受賞をしています。

 

ソクラテスの妻

1963年の『ソクラテスの妻』『二人の女』で二度芥川賞候補に選出されます。

 

1964年には『加納大尉夫人』で直木賞候補に選出されました。

 

1969年に『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を受賞します。

 

佐藤愛子さんの老後の本と口コミは?

平成の“イジワルばあさん”の痛快エッセイの第1弾は1990年にスタートし、その後、連載は21年も続きました。

『我が老後』から始まり『なんでこうなるの』『だからこうなるの』『そして、こうなった』『それからどうなる』『まだ生きている』、そして最後は『これでおしまい_我が老後』と単行本も7冊刊行されました。

我が老後

老後本の第1弾です。

大好きな作家の本。毎回楽しみに大事に読んでいます(母さんが)
出典:https://www.amazon.co.jp/

愛子さんにとって、怒り と言うのが生きる原動力になっているのかな〜と思いました。とりあえず立ち止まって情報収集してから行動に移してもいいのでは・・・・、と思うのですが愛子さんは分かっていても最初の衝動のまま突き進む事を選ばれるんだな〜と。

愛子さんは多分アドレナリン・ジャンキーなんだと思います。普通の人だったら途中で体力、気力が尽きると思うのですが愛子さんの場合、明日への活力、創作活動の原動力になっているわけですから作家ってスゴイです。  出典:https://www.amazon.co.jp/

だからこうなるの

「なんでこうなるの」に続く、元気が湧いてくる“我が老後”第三弾です。
佐藤さん72歳から74歳のエッセイ。『止まらん病』が笑える。佐藤さんの文章も『止まらん病』だと思う。勢いがあって、頭に浮かんだ事柄を一気に書き上げていらっしゃる印象。おそらく手は自動書記状態なのではないだろうか。それでいて読みやすく面白いのはさすが。  出典:https://bookmeter.com/

そしてこうなった

「だからこうなるの」に続いて、我が老後第4弾です。

それからどうなる

口コミで、珍しく星1つがついている本です。

まだ生きている

「それからどうなる」に続く第6弾です。

これでおしまいー我が老後

二十年目を迎えた「我が老後」シリーズの最終刊です。

私は、図書館の貸し出しを根強く待ちましたが、待てないし、安く買いたいということであれば、中古本を購入しても良いのではないでしょうか。

最後まで、お読み頂きありがとうございます。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。

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