あなたは、いつまでも健康でいたいと思いませんか?
老後を健康でおくることができれば、嬉しいことです。
近年では、健康寿命のランキングも発表されています。
健康寿命がトップの県の理由は何故でしょうか?
健康支援を行っている自治体もあるのでしょうか?
紹介していきますね。
Contents
健康寿命が1位の県と理由は?
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健康寿命とは、介護を必要としないで日常を自立した生活を過ごせる期間のことをいいます。
厚生労働省から、2016年の健康寿命の推計値が発表されました。
男性健康寿命1位は山梨県
男性健康寿命1位は山梨県です。
健康寿命は、73.21歳で、前回の2013年に続く1位ですが、比べて0.95歳延びています。
男性の全国平均健康寿命年齢は、72.14歳ですので、プラス1.07歳ですね。
山梨県の健康寿命が長いと考えられる3つの理由は?
山梨県では、健康寿命に影響を及ぼす理由については「未だ明確になっておりません」とうたいながらも要因候補として3つあげています。
・がん検診や特定健康診査の受診率が高く、県民の健康意識もたかいこと
・60歳以上の有業割合が全国2位と高く、元気に働き続けている高齢者が多いこと
(1位は、男女とも長野県。参考元:http://www.stat.go.jp/data/topics/topi723.html)
・ボランティア活動や無尽(むじん)への参加など社会との関わりをもちながら、健康に留意した規則正しい食生活を維持していること
一般的に、【無尽】とは、互いの掛け金で金銭を融通しあう目的で集まる会を言いますが、必ずしもお金を出し合うわけではなく、特定のメンバーでの定期的な飲み会を行う場合も指しています。
健康寿命の長さの秘訣として、健康意識をもち、仕事ももち、社会との関りをもっていることです。
『three have』(←私の造語)を心がけるということですね。
女性健康寿命1位は愛知県
女性健康寿命1位は愛知県です。
健康寿命年齢は、76.32歳です。前回の18位から急上昇しています。
女性の全国平均健康寿命年齢は、74.79歳ですので、プラス1.53歳です。
愛知県の健康寿命が長いと考えられる理由は?
愛知県に関しては、健康対策課の担当者に話を聞いても、明確な理由は不明なようです。
しかし、調べてみるとスポーツ教室に参加するとポイントがたまって飲食店などで使える「あいち健康マイレージ」の存在が大きいのではないかと思います。
「あいち健康マイレージ」とは?
・運動や食事などの日常生活習慣の改善につながる取組の実践
・各種健診の受診や健康講座の参加
・イベント、スポーツ教室、地域活動、ボランティア活動参加など
上記の「健康づくり」メニューに取組むことにより、マイレージ(ポイント)を獲得することができ、愛知県内の協力店で様々なサービス(特典)が受けられる「あいち健康づくり応援カード!~MyCa~(まいか)」が交付されるサービスです。
自分の健康のために様々なことに取り組み、結果としてサービスや特典が受けられるのであれば「健康づくり」メニューに、取り組もうと思いますよね。
健康支援を行っている自治体もある?
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健康寿命と平均寿命は、10年位の差があると言われています。
様々な自治体で、健康増進や医療費適正化を目標として、企業と提携して、健康支援を行っています。
どのような企業が行っているのでしょうか?
ライザップが健康寿命を延ばすため行う健康増進支援とは?
インパクトのあるテレビCMで有名なライザップは、2017年度よりシニア層を対象に、ダイエットの自治体向けプログラムの提供を始めています。
ライザップの自治体向けプログラムの目的は?
初回の自治体として、2017年2月に静岡県牧之原市で、高齢者を対象とした健康寿命を延ばすため健康増進プログラムを行いました。
ライザップの自治体向けプログラムの目的も述べられています。
地域にとって豊かな健康長寿社会を持続可能なものにしていくためには、総合的な医療費適正化戦略が求められます。 そのために、健康寿命の延伸によって生活の質を高めながら、結果として医療・介護コストの伸びを緩やかなものにすることが必要です。 健康寿命が延伸する社会の実現に向けて、対策の柱となるのが、生活習慣病の予防です。 生活習慣病関連疾患は、医科診療医療費の約3割を占め、その克服には生活習慣の改善、特に運動と食事のコントロールが有効とされています。
引用元:https://www.rizapgroup.com/enterprise/public/
ライザップの目的としては、『シニアの健康寿命を延ばし、自治体の医療費を浮かせ、介護の予防にも取り組んでいきましょう』という趣旨になります。
ライザップが行う健康支援の自治体や結果は?
静岡県牧之原市の自治体向けプログラムの結果は?
静岡県牧之原市で行われた自治体向けプログラムの結果が公開されています。
■評価サマリー
実施期間:2017年2月22日~2017年6月28日
参加者数:27名(最終測定時23名)達成率85%
平均年齢:68.1歳
開始前 / 終了後 / 変化値
体力年齢※:平均86.6歳/平均73歳 /平均-13.6歳
最大値 : / /-33歳
最小値 : / /+10歳
体重 :平均60.4kg/平均58.0kg/平均-2.4kg
最大値 :62.5kg /56.9kg /-5.6kg
最小値 :58.4kg /58.3kg /-0.1kg
体脂肪率 :平均35.2%/平均32.1%/平均-3.1%
最大値 :34.4% /27.9% /-6.5%
最小値 :35.0% /35.7% /+0.7%
※筑波大学研究成果活用企業 株式会社THFと共同で開発した「RIZAP式体力年齢推定式」による測定
引用元:file:///C:/Users/yoshi/Downloads/20170802_rizap_makinohara%20(1).pdf
体力年齢が、マイナス13.6才とは驚きです。
マイナス13.6歳の体力年齢に戻れたら、体の動きも随分軽くなりますね。
2018年5月現在は、シニア世代の自治体向けプログラムは、静岡県牧之原と長野県伊那市【(注)長野県川上村(2017年11月~3か月間、対象が20代~30代)】の2自治体になっています。
タニタが健康寿命を延ばすため行う健康増進支援とは?
タニタも食事のヘルシーメニューやヘルスメーターなどで、有名な企業です。
タニタの自治体向け健康支援サービスの目的は?
タニタは、2016年度より自治体向けに健康増進・医療費適正化をサポートする健康支援サービスを行っています。
自治体が健康支援サービスや健康ポイント事業を立ち上げる際に、タイムリーかつワンストップで提供できる基盤を構築。同時に、複数メーカーの計測機器やサービスとの連携も将来的には視野に入れ、拡張性の高いオープンプラットフォーム化を進めるなど、健康づくりインフラとしての機能を充実させることで、国が掲げる「健康寿命の延伸」に寄与していく考えです。
引用元:http://www.tanita.co.jp/press/detail/2016/0609/
タニタが行う健康支援の自治体は?
タニタは、2017年に北茨城市内飲食店でタニタヘルシーメニューの提供を開始したり、2018年には、広島県三次市や福井県美浜町で健康づくりの輪を広げています。
段々、広がってきているので、あなたの自治体も、参加する時が訪れるかもしれませんね。
まとめ
様々な企業や自治体で、健康寿命を延ばすために取り組みを行っています。
ライザップやタニタは、一例になりますが、自治体をターゲットに行うという方法は、さすが健康関連事業でどんどん広げてきた企業です。
健康寿命を延ばす目的ということで、理にはかなっていると思います。
あなたの住む自治体で、企業の健康推進事業を取り入れてくれれば、安価で健康維持に取り組むことができるでしょう。
山梨県の健康寿命の理由を取り入れ、自治体が健康推進事業を行うのであれば、積極的に参加したいものですね。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。
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